Web業界への転職を目指してコーディングやプログラミングを学習している方の中には、「WordPressって学んでおいた方が良いのかな?」という疑問を持っている方もおられるのではないでしょうか。
進む方向によって必要性は変わる
大抵どの求人でも、WordPressはWebサイト制作の会社が募集している傾向が強いと思います。一方で、Webアプリ開発などを主軸にしている会社さんは、たとえばLaravelなどのフレームワークを使って仕事をしているので、WordPressのスキルを直接的には求めていないことも多いです。
ですから、自分がどの方向に進むかをはっきり決めている方にとっては、答えはすでに見えているはずです。コーダーなどの仕事を経由せず、エンジニアへの転職だけを考えている人なら、WordPressを学ぶ必要性は高くありません。もちろん学んでおいて損はありませんが、それよりも、もっとWeb開発に直結するスキルを身につけたいと考える人もいるでしょう。
WordPressを学んでおくと良いのはどんな人?
では、WordPressを学んでおくと良いのはどんな人でしょうか。
自社サイトをWordPressで運営している会社さんや、SEO対策などでいくつものコーポレートサイトの運用を請け負っている会社さんに入る場合には、WordPressが必要になると思います。
ですから、コーダーという職種を目指している方は、WordPressを習得していると転職の強みになり、求人を探す際の選択肢も広げられます。
現場でもWordPressができる人は重宝される
実際、私の会社でも20名くらいのコーダーがいるのですが、WordPressができる人は少なくて、WordPressを運用・管理できる人は重宝されています。
管理画面から投稿記事の入稿作業をしたり、プラグインを追加したり、SEO対策をしたりと、WordPress運用に伴ってたくさんのタスクが発生するからです。
WordPressは世界で広く使われているCMSで、情報はWordPress.org 日本語(公式)で追うことができます。
学ぶなら静的サイトを作れるようになってから
もしHTML・CSS・JavaScriptを一通り学んで、自分でレスポンシブサイトを作れるスキルが身についたら、WordPressの学習に移るのは良い選択肢の1つです。
静的サイトを自分で作れるという基礎があると、WordPressという動的サイトへの理解も早まります。
私自身がWordPressをどう学んだかは、デイトラ上級編のWordPress学習が実務で役立った話でも書いています。
WordPressの習得は難しい?
では、WordPressを習得するのは難しいのでしょうか。これは大切なポイントです。就職希望日から逆算して、現実的にWordPressを習得できるのかを考えないといけないからです。
私としては、WordPressはそれなりに難しいと思います。
時間がないときの現実的な備え方
では、もし就職活動を始めていて、学習への時間がもうあまりとれないと感じるときはどうしたらよいでしょうか。
せめてWordPressの管理画面の基本的な操作方法を学んでおく、という手があります。もしできるなら、無料テーマを使って簡単なサイトを作り、画像を挿入したり、固定ページを作ったりするといいでしょう。実際にWordPressでブログを始める手順は、AIを使ったWordPressブログの始め方にまとめています。
そうすれば、面接で「WordPressは使えますか?」と尋ねられたときに、「今学習中です」と答えられます。
私自身の面接での経験
実際、私も面接のときにその質問をされました。その時の私は、静的サイトをWordPress用にテーマ化する、というくらいのことまではできました。そして、それは面接のときの大きな強みになったと感じています。
というのは、会社側はそのとき、WordPressができる人を緊急で募集していて、WordPressができる人を育てていきたいと思っていたからです。
そういう、今のWeb業界の切実なニーズに応えられれば、転職活動も上手くいく確率が上がると思います。
「WordPressはオワコン」と言われるけれど
WordPressはオワコンといわれることもありますが、既存のWordPressサイトの修正やSEO対策などのタスクは、本当に多いと思います。
もちろん、私はすべての求人を把握しているわけではありませんし、地域によっても求人のニーズは異なるはずです。でも、もし余力や時間的リソースがあるのであれば、WordPressを習得することは良い選択肢の1つになります。
自分の可能性を最大限に引き出せる選択を
また、WordPressを学んだ後は、自分のブログを立ち上げて運用してみると、学んだことが実践の中で定着していきます。この点はプログラミング学習の次の一歩は、WordPressで自分のブログを持つことで紹介しています。
もちろん、他にもFigmaを学んだり、フロントエンドの領域の学習に力を入れたりするのも、同じく有力な選択肢です。
どの選択肢がこれから先の自分の可能性を最大限に引き出せるかを考えながら、最も良い決定をしていただきたいと思っています。